出場時間はバルサトップの “3375分”、途中出場は6回のみ...の画像はこちら >>

ドイツ代表でも2試合に出場 photo/Getty Images

指揮官は擁護

ドイツ代表は3月にフランス代表とオランダ代表との親善試合を行った。6月に開催されるEUROは母国開催であり、優勝を獲得を狙っている。



今回から代表に復帰したMFトニ・クロースのおかげもあり、フランス代表に2-0、オランダ代表に2-1で勝利したドイツ代表。2連勝を飾り、実りある親善試合となったが、バルセロナに所属するMFイルカイ・ギュンドアンのパフォーマンスは批判されている。

2試合どちらともスタメン出場を飾ったギュンドアンだが、同選手らしくないプレイも目立ち、低調なパフォーマンスを見せた。しかし、代表指揮官のユリアン・ナーゲルスマンはギュンドアンのコンディションが悪かったのはバルセロナで試合に出過ぎているためだと擁護した。

「イルカイはフランス戦で非常に自分を厳しく評価し、ボールを失うことが多かったと話した。しかし、彼は状況に見事に対処した。
(オランダ戦では)彼はずっと安定していた。イルカイはバルセロナで全試合に90分間フル出場している。多くの試合に出場しているため、フレッシュさに欠けることも要因のひとつだろう」

全試合フル出場は言い過ぎだが、今シーズンのギュンドアンの稼働率はチームトップだ。ここまでギュンドアンはバルセロナの全公式戦42試合すべてに出場しており、そのうち36回がスタメンだ。プレイ時間も3375分を超えており、これはチームトップだという。プレイ時間が3000分を超えているバルサの選手はギュンドアンを除くと、FWロベルト・レヴァンドフスキとDFジュール・クンデのみとなっているようだ。


バルセロナですでに欠かせない存在となっているギュンドアンだが、ナーゲルスマンは同選手の酷使を気にしている。バルセロナの中盤に怪我人が多いことも関係しており、チーム状況的に仕方がないところもある。しかし、ギュンドアンは33歳であり若手選手ではない。本来のパフォーマンスを長く発揮してもらうためにもどこかでうまく休ませながら起用する必要はあるかもしれない。