オスナブリュックでプレイするキュイザンス photo/Getty Images
バイエルン移籍までのステップは順調だった
ボルシアMGでの2年間を経て、2019年にバイエルンへ移籍。ここまでは理想のステップアップだったのかもしれない。
今回バイエルンでの日々を振り返ったのは、24歳を迎えているフランス人MFミケール・キュイザンスだ。
フランスの世代別代表にも選ばれてきたキュイザンスだが、バイエルンでレギュラーポジション奪取とはならなかった。その後はマルセイユへのレンタル移籍を経て、2022年にはイタリアのヴェネツィアへと完全移籍。現在はドイツ2部のオスナブリュックにレンタル移籍していて、話題に挙がる機会はめっきり減ってしまった。
キュイザンスはバイエルンでもっと全力を尽くすべきだったと後悔もあるようで、今はあの頃とメンタリティが変わったとコメントしている。
「今の僕は(バイエルンでの)あの頃とは違う。特にピッチ外で変わった。バイエルンに行ったとき、こう思った。『やった』と。それからもう十分な努力をしなかったんだ。今では200%の力を出し切ってトレーニングすべきだったと思う。せっかくの機会だったのに捨ててしまった。
準備ができていなかった」(『Bavarian Footballworks』より)。
ドイツ2部でプレイしている現状は納得のいくものではないだろう。バイエルン時代は若気の至りか、フラストレーションが表に出るところもあった。そうしたメンタル面も含めてステップアップは早すぎたのかもしれず、24歳を迎えたキュイザンスのキャリアは足踏み状態となっている。
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