リヴァプールでポジションを掴んだ遠藤 photo/Getty Images
1600万ポンドは大バーゲン
最近のゲームではヨーロッパリーグ準々決勝1stレグでアタランタに0-3のスコアで敗れたり、続くプレミアリーグのクリスタル・パレス戦も0-1で落としてしまうなど、リヴァプールは結果を出せていない。
クリスタル・パレス戦ではMF遠藤航も前半だけで交代となってしまったが、それでもシーズンを通した遠藤の貢献に文句はつけられないだろう。
なぜ他クラブは、シュツットガルトで奮闘していた遠藤をもっと早く獲りに行かなかったのか。『The Athletic』のデイビッド・オーンスタイン記者は、30歳を迎えていた遠藤の年齢を気にしたクラブもあるかもしれないと語る。
「おそらく、遠藤は年齢や戦術、テクニックのプロフィールなどから他クラブの補強リストに入らなかったのだろう。もちろん、彼の理想やクラブの財務状況が影響した可能性もあるが」
移籍市場では若手の方が人気を集めやすいが、現代は30代でもトップパフォーマンスを継続する選手が少なくない。2月に31歳を迎えた遠藤も怪我の少ないプレイヤーで、リヴァプールでも守備的MFとしてフル稼働している。年齢を理由に遠藤獲得をためらったクラブがあるとすれば、それは大きな間違いだったのだろう。