“33本”ものシュートを打たれながらも耐え抜いたレアル ベリ...の画像はこちら >>

マンC撃破に大きく貢献 photo/Getty Images

耐える時間が長かったが

昨シーズンの王者であるマンチェスター・シティを倒し、CLベスト4進出を決めたレアル・マドリード

昨シーズンは2ndレグのアウェイでのシティ戦で0-4の屈辱を味わったが、今回はPK戦の末に勝利し雪辱を晴らした。

2ndレグでの試合は120分を通してシティがボールを保持することが多く、レアルは自陣でのプレイを強いられた。「耐える」時間が長かったレアルだったが、集中したディフェンスとハードワークで最後まで逆転ゴールを奪わせることはなかった。

レアルにとっては珍しい、ずっとボールを持たれ防戦一方の内容だった。33本ものシュートを打たれながらも土俵際で粘ったレアル。14回のCL優勝を誇るレアルの勝負強さが垣間見えた試合となったが、この日フル出場したジュード・ベリンガムは試合後、シティとの対戦の難しさを語りつつ、今日の試合はメンタルが大きく影響したと語った。

「ほっとしたよ。
試合では全力を尽くした。シティとは以前対戦したことがあるが、彼らは消耗させる。私の足は最後にはほとんど死んでいた。とても難しいことだ。彼らは常にボールを持っていて、動きを止めない。たいていのチームなら、あのような状況になれば崩れてしまうが、我々はよく持ちこたえた」

「レアル・マドリードでこんな風にスタートできるとは夢にも思わなかった。
このような夜がこれからもたくさんあることを願っている。今日はメンタリティーの問題だった。レアル・マドリードのようなチームでプレイしたいのなら、プレッシャーではなく、責任としてとらえなければならない」(『TNT Sports』より)

ベリンガムはこの日、ゴールやアシストこそなかったものの、チームの先制ゴールにつながる起点となるなど存在感を発揮。さらに守備面でも奮闘し、みんな足が止まるような苦しい時間でも走り続けた。まさにチームで勝利を勝ち取ったレアルはこのまま欧州王者まで突き進むことができるのか、注目だ。