若手を積極的に起用してきたシャビ photo/Getty Images
我慢強い強化策が求められる
今季終了後の退任予定から一転、バルセロナは現指揮官シャビ・エルナンデスの続投を表明した。
今季は国内リーグでライバルのレアル・マドリードに差をつけられており、納得のいくシーズンではないだろう。
しかし、シャビ体制での収穫も大きい。何と言ってもカンテラ(下部組織)出身の若手を成長させてきたことだ。16歳のFWラミン・ヤマルに続き、今季は17歳のDFパウ・クバルシも積極的に起用してきた。スペイン『MARCA』はこの若手育成こそシャビ体制に最も期待することと主張する。
「現時点では、シャビほど若手の成長を保証してくれる指揮官はいない。現在のバルセロナにおいて最も重要なことは、ヤマル、クバルシ、フェルミン、ガビ、エクトル・フォルトのような若い選手がペドリ、バルデ、アラウホのような他の若き主力選手とともに未来の基礎となることである」
18歳のFWマルク・ギウもシャビの下でトップチームへの一歩を踏み出していて、今のバルセロナは若手が非常に充実している。シャビ体制で数年先を見据えた我慢強いチーム運営ができれば面白いが、シャビは成功への礎を築けるか。