“大阪ダービー”で魅せたのはやはりエース! G大阪が「7番」...の画像はこちら >>

G大阪が大阪ダービーを制す(画像はイメージ) photo/Getty Images

5年ぶりの勝利 

明治安田J1リーグ第12節の注目カードであるガンバ大阪対セレッソ大阪の “大阪ダービー”。

Jリーグの中でも屈指の盛り上がりを見せるこの一戦で、先手をとったのはガンバだ。後方からビルドアップをするセレッソに対し、ガンバは積極的にプレスをかけると、28分、セレッソのビルドアップのミスを拾った宇佐美が右足一閃。ホームのガンバがエースの先制ゴールでいいスタートを切った。

一方のセレッソは華麗なパス回しからゴールに迫るシーンも多いが、36分にアクシデント発生。日本代表DF毎熊が負傷してしまい、交代を余儀なくされてしまう。しかしその後もセレッソがボールを保持する時間が長く、香川やレオ・セアラを中心に攻勢を強める。

対するガンバは前からはめに行く時間と引いて、ブロックを敷く時間をうまく使い分け、セレッソに決定機を作らせない。1つの相手のミスを確実に仕留めたガンバが宇佐美のゴールもあり、1点リードで折り返す。

後半もボールを握るセレッソだったが、先に決定機を迎えたのはガンバだ。54分半田のカットからウェルトンが抜け出し、シュートを放つ。しかしこれはキム・ジンヒョンがビッグセーブ。すると、ここでセレッソに再びアクシデント。登里も負傷してしまい、交代を強いられる。両SBを怪我での交代となったセレッソはヴィトール・ブエノら3枚替えで流れを変えようと試みる。左SBには舩木がコンバートされた。

集中したガンバディフェンスを前にチャンスを作れないセレッソは香川に代えて清武を投入。今季リーグ戦初出場の司令塔を入れて、同点ゴールを狙う。70分、宇佐美のCKから倉田が最後シュートを放つがこれは惜しくもポストに阻まれる。守備の時間帯が続いていたガンバにもチャンスが訪れた。72分には坂本に決定機が訪れるが、セレッソも体を張ったディフェンスで追加点を許さない。

交代後もなかなか流れを変えることができないセレッソ。一方のガンバは足をつったダワンと倉田にかえ、石毛、山下を投入。すると83分、前線でウェルトンが時間を稼ぐと、最後は山下がシュート。しかしこれもまたキム・ジンヒョンがスーパーセーブ。85分には連携から抜け出した宇佐美がシュートを打つが、枠をとらえきれない。

ガンバは宇佐美、坂本を代え、中野と岸本を投入。5バックで1点を守り抜く形に。同点ゴールを目指して猛攻を仕掛けるセレッソ。後半ATは6分。キム・ジンヒョンもセットプレイの際には上げて、ゴールを狙うが、及ばず。

エース、宇佐美のバースデーゴールもあり、ガンバは2019年ぶりにダービーを制した。

ガンバ大阪 1-0 セレッソ大阪

ガンバ大阪得点者
宇佐美貴史(28分)

セレッソ大阪得点者