トッテナムでコンビを組んできた2人 photo/Getty Images
本来はタイトル獲得にふさわしい選手たち
8日にはチャンピオンズリーグ準決勝2ndレグでレアル・マドリードに敗れてしまい、今季のバイエルンは無冠となってしまった。それに合わせ、最近はFWハリー・ケインの無冠続きのキャリアに注目が集まってしまっている。
トッテナム時代より、ケインはプレミアリーグとブンデスリーガ合わせて通算249ゴールを奪っている。情報サイト『Transfermarkt』によれば、21世紀以降の『無冠選手による5大リーグ得点数ランキング』ではケインが1位なのだという。何とも不名誉な記録だが、ケインはこれだけの活躍を続けながらタイトルに恵まれていない。
2位はウディネーゼで長く活躍したFWアントニオ・ディ・ナターレ(209ゴール)、3位はモナコFWウィサム・ベン・イェデル(198ゴール)、4位はケインと一緒にトッテナムで戦ってきたソン・フンミン(161ゴール)、5位はアスレティック・ビルバオで戦ってきたFWアリツ・アドゥリス(158ゴール)と続く。アドゥリスはスペイン・スーパー杯を1度制したことがあるが、メジャータイトルとは言い難いか。
ベン・イェデルは現在モナコで南野拓実と一緒にプレイしているクラブのエースだが、セビージャ時代はスペイン国王杯で準優勝、モナコでは2020−21シーズンにクープ・ドゥ・フランス準優勝と、タイトルにあと一歩届かないシーズンが続いている。
ケインとしては来季こそこの不名誉なランキングから抜けたいところだが、バイエルン移籍はタイトルへ繋がるのか。実績は誰もが認める世界トップクラスだけに、バイエルンかイングランド代表でビッグタイトルを獲得してほしいところだ。