レヴァークーゼンのヨナタン・ター photo/Getty Images
既に選手個人とは口頭合意
レヴァークーゼンのDFヨナタン・ターが、バイエルン・ミュンヘンに移籍することが決定的となっているようだ。
1996年2月生まれで現在28歳のターは、身長195㎝の恵まれた体躯を活かした対人能力の強さが特徴のセンターバックで、今季は守備の要として公式戦48試合に出場。
ドイツ紙『Bild』によると、バイエルンは既にターと移籍について口頭で合意。同選手もレヴァークーゼンに移籍を希望していることを伝え、残すはバイエルンとレヴァークーゼンとのクラブ間交渉だけとなっているという。
ターは来年2025年6月末までレヴァークーゼンとの契約が残っていることから移籍にあたっては移籍金が発生することになるが、バイエルンが2000万ユーロ(約33億円)を提示しているのに対してレヴァークーゼンはその倍にあたる4000万ユーロ(約66億円)を要求。この差を埋められるかが交渉の焦点となっているようだ。
また、ターのバイエルン入りが濃厚となる中、同クラブが守備陣の人員整理を行うかどうかも注目点となっている。バイエルンではターと同じセンターバックとしてDFダヨ・ウパメカーノ、DFキム・ミンジェ、DFエリック・ダイアー、DFマタイス・デ・リフトがいて、このうち最低1人はターの加入によって放出される可能性が高い。『Bild』は、この4人の中ではデ・リフトを放出候補の一番手として取り上げている。
ヴァンサン・コンパニ新監督のもとブンデスリーガでの覇権奪回をめざすバイエルンにとって、ターの加入によって守備力を大幅に強化できるだけにレヴァークーゼンとのクラブ間交渉は何としても成立させたいところだが、果たしてどのような結末を迎えるのだろうか。