ドイツ代表でのデニス・ウンダブ photo/Getty Images
今季リーグ戦18ゴール
無敗でブンデスリーガ初優勝を達成したレヴァークーゼンに次ぐ2位で今季を終えたシュツットガルトだが、その躍進を支えた主力選手達が相次いで移籍しかねない事態になっている。
既に日本代表DF伊藤洋輝のバイエルン・ミュンヘン移籍が発表されたが、他にもDFヴァルデマール・アントンもボルシア・ドルトムントへの移籍が濃厚と見られている。
こうした状況下のシュツットガルトとしては、昨年夏にブライトンから期限付き移籍で加入したFWデニス・ウンダブだけは何としても引き留めたいところだろう。ウンダブをめぐる契約の中には買い取りオプションが含まれていることから、両クラブはウンダブについての交渉を既に開始していて、約2000万ユーロ(約34億円)と見られている買い取り金について折り合えるかが焦点となっている。
しかし、ドイツ紙『Bild』は、契約書の中には買い取りオプション以外にもブライトンにウンダブの再買い取りを認める条項もふくまれていることから、交渉は停滞していると報じている。シュツットガルトでの今季の活躍を見て、ウンダブを連れ戻したいというのがブライトンの考えのようだ。
また、現在ドイツ代表の一員としてEURO2024に参加しているウンダブも、定例記者会見の場でブライトンの新指揮官ファビアン・ヒュルツェラー監督と会話する機会を設けたことを明かしている。
「もちろん僕はファビアンともコンタクトを取ったし、一緒に話もした。僕は彼に自分のビジョンについて話したし、彼は僕のことをどう評価しているのかということについて話してくれた。会話自体はとてもリラックスした感じのものだったよ」
果たしてウンダブは来季どちらのクラブのユニフォームを来てプレイすることになるのだろうか。