エヴァートンのピックフォード Photo/Getty Images
決して彼だけのせいではないが
現在、プレミアリーグ最下位となってしまっているエヴァートン。第4節アストン・ヴィラ戦にも2-3と敗れてしまい、開幕節からすべての試合で3失点以上を喫しているという、非常にまずい状況に追い込まれている。
守備が崩壊しかけているが、気になるのはイングランド代表の正GKであるジョーダン・ピックフォードのパフォーマンスがやや安定しないことだ。第2節トッテナム戦ではボールを持った状態でビルドアップの判断を迷っていたところを、ソン・フンミンにかっさらわれ失点を招いた。
ピックフォードにはどうしようもなかった失点も多く、決して彼だけのせいではない。実際、この4試合では「らしい」シュートストップを何度も見せているが、それでも4試合で13失点を喫してしまっているのは痛い。『THE Sun』は、エヴァートンのショーン・ダイシ監督が、ピックフォードの調子が改善しないならば、ニューカッスルのGKニック・ポープの獲得に動くだろうと報じた。
ポープはバーンリー時代にダイシ監督と共闘した仲であり、お互いをよく知る関係だが、不調のチームにわざわざ移籍するだろうかという疑問は残る。しかしダイシ監督が改善を求めているのは確かなようで、ピックフォードの代わりに控えGKのジョアン・ヴェルジニア、あるいは経験豊富な37歳のアスミル・ベゴビッチを起用するかもしれないという話も出ている。イングランド代表の正守護神は、相次ぐ失点で定位置を追われてしまうことになるのだろうか。