難敵サウジを退けた日本代表 Photo/Getty Images
サウジのホームではこれまで全敗だった
AFCアジア最終予選、第3戦で日本代表はサウジアラビア代表と対戦した。
ここまで大量得点で首位に立ち、好調を見せている日本。今試合も攻撃的な[3-4-3]で試合に臨む。対するサウジアラビアは予想された3バックではなく[4-3-3]の陣形を敷いた。
日本はWBの三笘薫、堂安律がボールを引き出し、シャドーの南野拓実、鎌田大地が絡んで攻撃に繋げようとする。しばらく睨み合いの時間が続いたが、14分に試合が動く。堂安の右からの大きなクロスをワンタッチで三笘が折り返し、守田英正が再び頭で折り返すと、そこに鎌田が飛びこんで合わせる。日本が相手を左右に揺さぶる形で先制点を奪った。
28分には反撃に出たサウジが連続シュートに持ち込むも日本はこれをブロック。シュートコース上に素早く複数の選手が入り、サウジは枠にボールを飛ばすことができない。35分、36分にもサウジが連続のコーナーキックから日本を揺さぶるが、決定機を作らせるには至らなかった。
42分には右サイドに流れたボールを拾ったサウード・アブドゥルハミドのシュートを鈴木彩艶がビッグセーブ。5分のアディショナルタイムには上田綺世が反転からきわどいシュートを放ちサウジゴールを脅かす。なかなか保持の時間を作れなくなっていた日本だが、サウジの攻撃をいなしつつ無失点でハーフタイムを迎えた。
後半、日本は南野に代えて伊東純也を投入。堂安をシャドーの位置に上げる。
なかなかボールを持つ時間を作らせてもらえない日本だが、61分には守田のプレス回避から三笘→上田と展開しコーナーキックにつなげるなど、難しい時間帯でもチャンスを窺っていく。森保一監督は62分には鎌田に代えて前田大然をピッチに送り込んだ。
次第に展開がオープンとなり、スペースを突いて前田や伊東を走らせるシーンも目立つようになった日本。飲水タイムの直後には小川航基を投入し前線の強度を維持する。77分にはサイドチェンジのパスを受けた伊東がカットインし、入れ替わる形で小川がシュート。しかしこれはブロックに遭いゴールマウスを外れていく。しかしこれで奪ったコーナーキックに小川が飛び込んで強烈なヘディングシュート。これが決まって日本は2点のリードを手にする。
88分には堂安、三笘に代えて久保建英、中村敬斗を投入し、あくまで攻撃的な姿勢を崩さない日本。危険なシーンも作られるものの粘り強い守備で決定機には持ち込ませず、2点のリードを保ったまま終了のホイッスルとなった。
過去、AFCアジアカップ2007の予選も含めて3戦全敗と、サウジとのアウェイ戦は日本にとって鬼門だった。今回はそれを覆す歴史的な勝利となり、改めて現在の日本代表の力を示した一戦となった。
[スコア]
サウジアラビア 0-2 日本
[得点者]
日本
鎌田大地(14)
小川航基(81)
[速報]小川航基が追加点!
— アベマサッカー (@ABEMA_soccer) October 10, 2024
AFCアジア予選 グループC 第3節
サウジアラビア×日本
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/#伊東純也 の正確なCKから
交代で入った #小川航基 が
ドンピシャヘッドで追加点!
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