進撃の巨人のセレブレーションを見せるソランケ photo/Getty Images
決して遊び半分のポーズではない
昨季ボーンマスのエースとしてプレミアリーグで19ゴールを記録し、今夏にトッテナムへ移籍したFWドミニク・ソランケ。今月のイングランド代表メンバーにも選ばれ、27歳を迎えたソランケは再びブレイクの時を迎えている。
そんなソランケがゴールを決めた際によく見せるセレブレーションが、日本のアニメキャラと同じポーズを取るというものだ。これまでもワンピースのルフィが見せる『ギア2』のポーズを真似たり、進撃の巨人でエレンが見せる指を噛むポーズだったり、NARUTOのうちはオビトが着用していたマスクを実際に装着してみせたこともあるなど、日本アニメの大ファンだ。
伊『Gazzetta dello Sport』は、ソランケが日本のアニメキャラから勇気をもらい続けてきたと取り上げている。ソランケは10代の頃より有名な選手だったが、20代前半の時にやや伸び悩んだところがある。イングランド代表も20歳だった2017年にデビューを果たしているが、それ以降はA代表から遠ざかる日々が続いた。ソランケが代表の力になる日はこないと諦めた人もいるかもしれない。
しかし、ソランケは諦めなかった。その諦めない強さを日本のアニメから学んでいるというのだ。ソランケも、アニメが好きな理由について次のように語っている。
「彼らは、みんな諦めないキャラクターなんだ。そこが僕と同じ考えなんだよ。キャラクターたちが物語の中でどれだけ一生懸命に戦ってきたのか、それを思い返すのは素晴らしいことだ」
ソランケは今後もゴールを決めるたびにアニメキャラのセレブレーションを見せてくれるだろう。
やや時間はかかったが、ソランケはイングランド代表に定着できるだろうか。今の代表はメンバー争いが激しいが、トッテナムで結果を残せれば2026ワールドカップへの道が見えてくるはずだ。