バイエルンの伊藤洋輝 photo/Getty Images
無念の再離脱
5日(現地時間)、バイエルン・ミュンヘンは伊藤洋輝が中足骨の手術を再び受けたことを同クラブの公式ホームページ上で発表した。
今季開幕前にシュツットガルトから完全移籍でバイエルンに加入した伊藤だったが、プレシーズン中に行われた試合で中足骨を骨折。
先月中旬頃、伊藤はリハビリ中に足の痛みを訴えたものの、その後屋外でのトレーニングを再開し、バイエルンのクリストフ・フロイントSDも「彼はまたピッチに立ってランニングをしている。今月の代表ウィーク後に彼がチーム練習に合流できることを我々も祈っている」と現地メディアの取材に応じた際にコメントしていたが、残念ながら復帰計画の変更を余儀なくされてしまった。
バイエルンは公式ホームページ上で伊藤の手術が成功したことを報告。さらに、「彼はひとまず休養する必要がある。なるべく早くリハビリを再開できるように努める」との声明文も掲載し、具体的な復帰時期については未定であるとした。
ヴァンサン・コンパニ監督も5日に行われた定例記者会見の場で伊藤について言及し、「今の彼には忍耐が必要だ。もう一度少し休まないといけない。その後で彼は再び自身のベストコンディションを取り戻すはずだ。今回のことは彼にとっても我々にとっても辛い出来事だ」と語り、再離脱となった伊藤を気遣った。
当初は11月中の復帰が見込まれていた伊藤だが、ここへ来て年内に戦列復帰を果たせるかどうかも不透明な状況となってしまったようだ。