ハムストリングの負傷に悩まされているファン・デ・フェン photo/Getty Images
シティ、トッテナムともに最終ラインの重要人物が負傷している
元横浜F・マリノスの指揮官であるアンジェ・ポステコグルー監督はトッテナムでハイライン戦術を導入している。
ハイライン戦術のメリットは、GKを除いた10人の選手が敵陣でプレイするため、ボールを失ったとしてもセカンドボールを回収しやすくなり、波状攻撃を仕掛けることができる点にある。
ポステコグルー政権初年度にヴォルフスブルクから獲得したミッキー・ファン・デ・フェンはその要望に応えられるDFだ。プレミアナンバーワンの快速として知られており、守備だけでなく、攻撃面でもそのスピードを生かすことができる。
しかし、自慢のスピードに体が耐えられず、負傷してしまうことも多く、マンチェスター・シティとのカラバオ杯では左SBで先発したものの、わずか14分で途中交代となっている。
「グレード2以上、あるいはグレード3のハムストリング断裂の可能性がある。インターナショナルマッチウィーク明けの復帰は期待できないだろう」
理学療法士のブラー博士は『Tottenham Hotspur News』で、ファン・デ・フェンのハムストリングの状態について言及しており、代表ウィーク明けのプレミア第12節シティ戦での起用は難しいとのこと。
また、ファン・デ・フェンとCBでコンビを組むクリスティアン・ロメロがアルゼンチン代表として出場したパラグアイ戦で負傷交代しており、シティとのビッグマッチに主力CB2人を欠く可能性が出てきた。