チェルシーの指揮官マレスカ photo/Getty Images
素晴らしいスタートを切っている
今シーズンより新監督に就任したエンツォ・マレスカの下、かつての強さを取り戻しつつあるチェルシー。
ここまでのリーグ戦では7勝2分4敗でリヴァプール、アーセナルに次ぐ3位に位置している。
しかしマレスカ監督は現実的に今を見つめており、若い選手が多い今のチェルシーはまだ経験不足だと考えているようで、今シーズンのリーグタイトルについては謙虚な姿勢を示している。
「我々はタイトル争いには加わっていない。私の意見では、加わっていない。私がオーナーとスポーツディレクターに初めて会った際に言ったことだが、年齢と選手層を考慮すると、チェルシーは今後5年から10年の間イングランドサッカーを支配するチームの一つ、あるいはチームになるだろう」
「これは私が初めて彼らに会ったときにクラブに言ったことだ。誰が監督になろうとも、今後5年、10年の間、年齢やチームの状況を考慮すると、イングランドのサッカー界を支配できるだろう。そして、私は今でもまったく同じ考えだ」
「目標に関しては、彼らは私に尋ねなかった。ただ、今後数年間で重要な何かを構築しようとすることだけを求めた。私たちは正しい方向に進んでいると思う。個人的な目標について言えば、信じられないかもしれないが、私はシーズン終了や次のシーズンに焦点を当てていない。なぜなら、それは現実的ではないからだ」(英『BBC』より)
マレスカ監督はシーズン序盤にも、まだアーセナルやリヴァプール、マンチェスター・シティらとタイトル争いを繰り広げる準備ができていないと語っていたが、好調なシーズンを過ごす今でも目先のタイトルではなく、チームの基盤を築くことに注力しているようだ。
ここ数年、度重なる指揮官交代もあり不安定な時期を過ごしていたチェルシーだが、マレスカ監督を中心にチームは着実な成長を見せている。