素晴らしいパフォーマンスを見せたルイス・スケリー Photo/Getty Images
先制点の起点となった
チャンピオンズリーグ・リーグフェーズ第6節でアーセナルはモナコと対戦。3-0と勝利を収めた。
2ゴール1アシストのブカヨ・サカはエースにふさわしい活躍を見せたが、もうひとり注目を集めた選手がいる。左サイドバックで先発した18歳のDFマイルズ・ルイス・スケリーだ。
ルイス・スケリーは34分に巧みなボールキープからガブリエウ・ジェズスにスルーパスを通す。ジェズスはこれを受けてクロスを入れ、サカの先制点となった。ルイス・スケリーの強気なプレイが先制点の起点となったわけだ。
英『Daily Mail』はサカとでクラン・ライスに次ぐ高評点「7.5」を与え、「大事な夜にステップアップした。彼のパスがブカヨ・サカのゴールへと繋がった。左サイドバックのエリアは負傷者で制限されているため、彼がここからそのポジションを獲得できるかもしれない」と称賛した。
64分までプレイしたルイス・スケリーだが、そのほかにも光るプレイを随所で見せていた。データサイト『Whoscored.com』によれば、ルイス・スケリーはこの試合で3度のドリブル成功(100%)、46本のパスのうち44本成功(96%)と好スタッツを記録。強気で冷静なボールキープは18歳とは思えない大胆さを見せており、この調子が続くなら確かに負傷者が重なるアーセナル守備陣を助ける存在になりうる。
ミケル・アルテタ監督も試合後にルイス・スケリーのパフォーマンスについて「本当に誇らしい」「彼は間違いなくチャンスを掴んだ。彼を信頼できるのは素晴らしいことだし、彼がこの環境、このレベルでプレイできるのも素晴らしい。パフォーマンスには本当に満足している」と賞賛を惜しまなかった。アーセナルの若手といえば17歳のMFイーサン・ヌワネリに注目が集まりがちだが、ルイス・スケリーもまたトップレベルの若手であり、今後の序列には変化が起きるかもしれない。