98年にはシーズン66本の本塁打を放ったソーサ氏 photo/Getty Images
ファンの集いへの招待をオーナーが明言
MLBで本塁打王と打点王を2度獲得したサミー・ソーサ氏が過去の薬物使用疑惑について謝罪する声明を発表した。
ソーサ氏といえば、主にシカゴ・カブスで活躍したドミニカ共和国出身のスラッガー。
ところがその後、マグワイア氏とソーサ氏はステロイドなどの禁止薬物使用の疑惑が持ち上がり、ドーピング検査では陽性反応を示したことが大々的に報道されていた。ソーサ氏はその当時、使用を完全に否定していたものの、近年になって使用を認めるようなコメントを残していた。
そして今回、その疑惑について正式に謝罪。声明ではこう綴っている。
「162試合以上出場する体力を維持するため、怪我から回復するため、できることは何でもした。私は規則に違反したことは一度もないが、振り返ってみると間違いを犯した。お詫びする」
具体的に使用した事実については言及されていないが、この謝罪を認めた声明にカブスのオーナー、トム・リケッツ氏が反応した。同氏は、ソーサ氏の現役引退後、彼がこの薬物使用疑惑を謝罪しなかったことに対し厳しい措置を取り、球団と彼との関係を断つよう指示していた。ところが今回発表された謝罪を受け入れたようで、このようなコメントを残している。
「サミーが声明を発表し、連絡をくれたことに感謝する。
ソーサ氏は、この集会に参加すると明言はしていないが、「私は心の中でずっとカブスファンであり、またカブスファンに会えるのが待ちきれません」とコメントしていることから、参加する可能性が高そうだ。
もしソーサ氏が参加した場合、久しぶりにカブスファンの前に姿を見せた彼に対し、観客たちはどんな反応を示すのだろうか。オーナーの期待通りに歓迎ムードで迎え入れられればいいが、果たして結果はいかに。