リヴァプールでプレイする遠藤 photo/Getty Images
去就は来夏に決めることになる?
26日にプレミアリーグ第18節でレスター・シティと対戦したリヴァプールは、3-1とリードして迎えた87分からMF遠藤航を投入。リードした終盤に試合を締める役割で遠藤を投入するパターンは、今季のリヴァプールで見慣れたものとなってきた。
一部ではこの役割を『クローザー』と評価する声もあるが、遠藤の今季出場時間は僅か216分だ。今のところリヴァプールでスタメンに入れる可能性は低く、中盤のファーストチョイスになるのは難しいだろう。
出場機会を求めるならば今冬の移籍も1つのプランだが、リヴァプール専門サイト『This Is Anfield』はクラブ側に今冬の遠藤放出プランはないと取り上げている。
同じく中盤では若いタイラー・モートンも出番がないが、こちらもリヴァプール側に放出の意図はない。ひとまず今季終了までは両者ともチームに残したい考えのようで、遠藤の去就は来夏に検討することになりそうだ。
現在はライアン・グラフェンベルフが守備的MFの1番手であり、遠藤はそのバックアッパーだ。グラフェンベルフの立場は揺らぎそうにないが、守備的MFは以前からの補強候補ポジションではある。来夏に遠藤の去就、新MFの獲得プランを含め、守備的MFの位置には手を入れることになるだろう。
現在リヴァプールはEFL杯でも準決勝に進出していて、FA杯の戦いもある。複数コンペティションを戦ううえで選手層は不可欠で、今冬は遠藤とモートンを手元に置いておきたい考えだ。同サイトも両者がシーズン終了まで今の役割を受け入れてくれるのではないかと伝えているが、遠藤は後半戦もクローザー役としてチームに貢献していくことになるか。