リーズの田中碧 photo/Getty Images
優秀な人材を揃えているチャンピオンシップ
最もレベルの高い2部リーグとして知られているイングランドのチャンピオンシップ。多くの選手が5大リーグへのステップアップを果たしており、今季でいえばリーズからジョルジニオ・ルターがブライトンへ、アーチ―・グレイがトッテナムへ、クリセンシオ・サマーフィルがウェストハムへ移籍している。
『GIVEMESPORT』では今後も同様の引き抜きは行われると考えており、プレミアリーグへのステップアップが予想される選手を紹介している。
今季は好調を維持しており、26節終了時点で4位につけているサンダーランドからはMFジョーブ・ベリンガムとMFクリス・リグの2人が選出された。
ジョーブ・ベリンガムはレアル・マドリードでプレイするジュード・ベリンガムの弟で、今季はリーグ戦23試合に出場して4ゴール3アシストを記録している。プレミアリーグではクリスタル・パレスやアーセナル、ブンデスリーガではドルトムントからすでに関心が寄せられている逸材で、今後兄と同じ道を辿る可能性も十分に考えられる。
リグはジョーブ・ベリンガムと同じMFを本職としており、17歳と非常に若いプレイヤーだ。彼も得点力のある選手で、リーグ戦では4ゴールを挙げている。味方との連携でボールを前進させることができ、守備でチームに貢献することもできる。今夏の移籍市場ではマンチェスター・ユナイテッドからの関心が報じられた。
3人目は現在首位を走るリーズの日本代表MF田中碧だ。イングランドでのプレイは今季が初となるが、それでも指揮官であるダニエル・ファルケからの信頼を掴み、リーグ戦では23試合で起用されている。同メディアは広範囲をカバーできる運動量と相手からボールを奪い取る守備力、それでいてボールを扱う能力にも長けたバランスの取れたMFだと高く評価している。
前述した2人のように他クラブからの関心は現時点では報じられていないが、彼の代理人であるマリオ・クネズ氏は『Team Talk』にて「彼がプレミアリーグで成功できると信じている」とステップアップへの期待を語っている。
人材の宝庫として知られているチャンピオンシップ。果たしてここからステップアップを掴む選手は今後何人出てくるのだろうか。