エヴァートンを退団して無所属のデレ・アリ photo/Getty Images
初のイタリア挑戦だ
現在はイングランドの4部相当に位置するMKドンズで頭角を現し、2015年にトッテナムに引き抜かれたデレ・アリ。同年にはイングランド代表に選ばれ、将来を期待されたが、28歳となった現在はエヴァートンを退団して無所属となっている。
彼のキャリアが思うようにいかなくなったのはトッテナムの晩年で、2022年には環境を変えるためにエヴァートンに完全移籍している。しかし、ここでも出番を得られず、トルコのベシクタシュにレンタル移籍したが、結果が変わることはなかった。
移籍市場に精通するジャーナリストであるファブリツィオ・ロマーノ氏によると、セリエAの昇格組であるコモがアリの獲得に合意したようだ。契約は2026年6月までで、1年間の延長オプションが付随したものになるという。
コモの指揮官であるセスク・ファブレガスは元チェルシーの選手で、18-19シーズンにはトッテナム対チェルシーの一戦で顔を合わせている。そのゲームでアリはトップ下として先発し、セスクはベンチから出番を待ったが、ピッチに立つことはなかった。
今季のコモは[4-2-3-1]を採用しており、アリが起用されるとすれば、トップ下となるだろう。
『Daily mail』によると、アリは昨年末にコモのトライアルを受けており、合格ということになったのだろう。最後に公式戦に出場したのは2023年まで遡ることになるが、コンディション面での心配はいらないのかもしれない。