アメリカ代表としてWBCにも出場したベッツ photo/Getty Images
昨季は復帰後ライトにコンバートされていた
ロサンゼルス・ドジャースのムーキー・ベッツの今季は、再びショートでの起用が多くなるようだ。その起用法について、ドジャースのブランドン・ゴメスGMが明かしている。
ベッツは昨シーズン前、二塁手への転向を準備していたが、遊撃手を守る予定だったギャビン・ラックスの守備が安定せず、急きょ遊撃手を任されることとなった。そして2024年6月にベッツが手首の骨折で離脱するまでは同ポジションを守っていたが、ケガから復帰後は右翼手で起用されていた。
ゴメスGMはベッツのショート復帰について「彼は挑戦する準備ができている。オフシーズンをたっぷりと練習すれば、問題なく取り組めると感じている。以前も言ったように、彼は絶対に挑戦を成功させる選手の一人だ」と語った。
さらにゴメスGMは、ベッツが昨季ケガから復帰後に右翼手へコンバートされた際に「『おい、ショートへの挑戦は永遠に終わったわけじゃない。ワールドシリーズで優勝して、それから話そう』といった会話をしたんだ」とGMの胸の内では計画が継続していたことを明かした。
昨季はチーム状況やベッツ自身のケガの影響もあり、中途半端に終わってしまったショートコンバートだったが、今季は一年を通してショートを守ることになるかもしれない。もしこのポジションでゴールドグラブ賞を獲得すれば、内野と外野でこの賞を獲得しているダリン・アースタッド氏以来、史上二人目の快挙となる。
今シーズンのベッツの打撃だけではなく、守備にも注目だ。