アトレティコでは結果を残せなかったフェリックス photo/Getty Images
なかなかクラブに定着できずにいる
チェルシーでも悩める日々を過ごしていたポルトガル代表FWジョアン・フェリックスは、今冬にイタリアのミランへレンタル移籍することが決まった。
フェリックスはポルトガルから出てきた天才肌のアタッカーと考えられてきたが、なかなか本領を発揮できずにいる。
母国ポルトガルの名門ベンフィカでプレイしていた時は良かったが、2019年にアトレティコ・マドリードへ移籍したところからは移動の激しいキャリアとなっている。
アトレティコへ移籍してからはチェルシー、バルセロナへとレンタル移籍し、昨年チェルシーに完全移籍の形で復帰。そして今冬にはミランへレンタル移籍だ。それぞれのクラブで才能の片鱗を見せることはあっても、継続されてこなかった。スペイン『SPORT』は「なかなか居場所を見つけられないスター」とフェリックスの現状を表現している。
伊『Gazzetta dello Sport』は最初にアトレティコへ移籍したのがまずかったと見ていて、指揮官ディエゴ・シメオネのスタイルとの相性が良くなかった。しかもアトレティコはフェリックス獲得へ1億2900万ユーロもの資金を投じており、これで期待度がおかしくなってしまったところがある。
テクニックのある選手なのは確かだが、身体能力が抜群に高いタイプではない。フィジカルが重視される現代サッカーと合っているか微妙なところもあり、ここ5年は自分の個性を発揮できていない。ミランへの移籍で何か答えを見つけられるだろうか。
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