新戦力のマルムシュ photo/Getty Images
3月以降に不正疑惑に対する判決が下されるようだ
夏の移籍市場ではイルカイ・ギュンドアンとサビーニョの獲得のみに終わったマンチェスター・シティ。その結果、スカッドが負傷者の続出に耐えられず、5連覇をプレミアリーグでは5位に沈んでいる。
そんなシティは後半戦で巻き返すために、冬の移籍市場で大型補強を行った。フランクフルトからオマル・マルムシュ、パルメイラスからヴィトール・レイス、RCランスからアヴドゥコディル・フサノフ、ポルトからニコ・ゴンザレスを獲得した。
例年の冬の移籍市場では静かなシティにしては珍しく、費やした移籍金は2億1200万ユーロ、日本円にして約343億円にも上った。
シティは順調に世代交代を進めており、ここにロドリが復帰すれば、また勝ち続けるシティが戻ってくると予想できるが、今年の3月以降には130件にも及ぶ不正疑惑の判決が下される予定で、判決次第ではそれは叶わないかもしれない。
しかし、ペップ・グアルディオラ監督とアーリング・ハーランドとの契約延長、そして今回の大型補強をみるに、大きなペナルティをクラブは想定していないと予想できる。もし、有罪判決が濃厚であれば、ハーランドは2034年までの長期契約を結ばないだろうし、マルムシュら新戦力の到着はなかっただろう。
『manchester evening news』は今回の大型補強が世間で囁かれているペナルティを確定とする声を否定するのに十分な事柄であると主張している。
確かにSNS上では静かな夏になった理由をペナルティが課されることが分かっているからとする声もあったが、今冬には記録的な補強を行っており、資金面の不安はないように思える。
また、1月の動きに対しても来夏の補強禁止に備えたとする意見もあるが、そういった報道はみられていない。
シティのペナルティに関しては降格や過去に獲得したタイトルの剥奪、リーグ戦での勝ち点の減点等あるが、今後どのような展開になるのか注目したい。