二刀流での活躍を目標に掲げた森井 photo/Getty Images
NPBを経ずMLB挑戦は4人目
東京・桐朋高校3年の森井翔太郎が、オークランド・アスレティックスとマイナー契約を結び、同校で会見を開いた。
森井は、右投げ左打ちの二刀流選手で、打者としては高校通算45本塁打を記録し、投手としては最速153キロを誇る。
この日の会見で森井は、「アスレティックスは二刀流で高く自分を評価してくれた。若手をどんどん使ってくれるので、自分にもチャンスがあると思った。4年、5年でメジャーに上がれたら最高。投手で二桁勝利、打者で3割、30本塁打を目指す」と目標を語った。
日本の高校や大学からプロ野球を経験せずにMLBの球団と契約を結んだのは、マック鈴木、多田野数人、田澤純一に続いて4人目。そについて言及された森井は、前例も異例も関係ない考えであることを示し、「投打ともパワーが足りない課題はあるが、まずは異国の環境やプロの生活に慣れていきたい」と冷静な自己分析と計画を述べた。
そんな森井は、3月からアスレティックス傘下のチームに合流し、アリゾナ州で行われるキャンプに参加する予定。憧れの舞台、メジャー昇格に向けて奮闘する彼に期待したい。