レアルで活躍するベリンガム photo/Getty Images
マンC戦でも終盤に魅せた
世代を代表するスター選手となるには、ただテクニックがあるだけでは不十分だ。ここぞの場面で試合を決める勝負強さやカリスマ性が必要であり、レアル・マドリードMFジュード・ベリンガムはそれを持つタレントと言える。
レアルは11日にチャンピオンズリーグ決勝トーナメント・プレイオフ1stレグでマンチェスター・シティとアウェイで対戦し、3-2の逆転勝利を収めた。このゲームで後半アディショナルタイムに逆転弾を決めたのがベリンガムだ。
抜け出したヴィニシウス・ジュニオールがループシュートを放つと、ややゴールから逸れていたボールを後方から走ってきたベリンガムが冷静にゴールへ流し込んでおり、ベリンガムの『持っている』ところを象徴するプレイだったと言えるか。
英『Daily Mail』もベリンガムの勝負強さを絶賛するが、ベリンガムがレアルの選手として後半アディショナルタイムに決勝弾を決めるのはこれが6回目のことになる。
今回のマンCも強敵だったが、ベリンガムは他にも2023年10月のバルセロナ戦、2024年4月のバルセロナ戦で後半アディショナルタイムに決勝点を挙げており、クラシコで2発も決めているのは何とも印象的だ。
昨夏のEURO2024でもベスト16のスロバキア戦にて後半アディショナルタイムにバイシクルシュートから同点弾を決めるなど、ベリンガムは不思議な力を秘めている。すでにスター選手ではあるが、今後の時代をリードしていく特別な才能と言えるのではないだろうか。