ニューカッスル戦で存在感を示したクサノフ photo/Getty Images
右SBの抜擢もあるか
今冬の移籍市場では4選手の獲得に成功したマンチェスター・シティだが、カイル・ウォーカーが抜けた右SBの補強は実現しなかった。両サイドでプレイできるアンドレア・カンビアーソの名前は挙がったものの、ユヴェントスが今冬の放出に消極的で、シティは来夏まで待つことになるようだ。
CLプレイオフ、レアル・マドリードとの第1戦ではマヌエル・アカンジがウォーカーの抜けた右SBとして先発し、ヴィニシウス・ジュニオールと対峙した。アカンジはスピードのあるDFで前半はブラジル代表FWに対応していたものの、負傷の影響で後半からはリコ・ルイスが起用されている。
ルイスは守備よりもビルドアップや攻撃面での貢献に期待できるSBで、ヴィニシウスの対応を任せるのは不安が残る。本職は中盤のマテウス・ヌネスを配置するプランもあるが、ペップ・グアルディオラ監督は第2戦で誰を右SBに指名するのだろうか。
『Manchester Evening News』ではペップ監督が新加入のアブドゥコディル・クサノフについて言及し、彼のスピードに称賛の言葉を送っている。
「彼は非常に速い。(アレクサンデル・)イサクと対峙しなければならなくなったとしても、問題なく対応できる。判断力は改善の余地はあるものの、それは経験の問題は。彼はチームとうまくやっている。彼はニコ(・ゴンザレス)やヴィトール(・レイス)のようにまだ若い選手だ」
プレミアリーグデビュー戦となったチェルシー戦では慣れない舞台に苦戦したクサノフだが、4-0の快勝を飾ったニューカッスル戦では落ち着いてプレイし、イサクを筆頭に強力なアタッカー陣を擁する相手の攻撃を封じ込めていた。ビルドアップでも周りがよく見えており、スピードが必要なレアル戦で彼が起用される可能性は十分に考えられるだろう。