アトレティコはセルロートのゴールで追いついた photo/Getty Images
アトレティコ戦は2点のリードを守れず
25日に行われたスペイン国王杯・準決勝1stレグのバルセロナVSアトレティコ・マドリードの一戦は非常に激しい撃ち合いとなった。
アトレティコが先に2点のリードを奪ったものの、バルセロナが前半のうちに3-2とひっくり返し、後半にも追加点を挙げて4-2とリード。
バルセロナはホームでの1stレグでリードを維持できなかったわけだが、スペイン『Mundo Deportivo』はここに現チームの弱点があると指摘する。
今回のアトレティコ戦は84分、90分と立て続けに失点を許したが、ハンジ・フリック率いるバルセロナは試合ラスト15分間の失点が目立つ。今回のアトレティコ戦のラスト15分はその典型的なパターンとなってしまい、ここまでバルセロナはラスト15分に許した失点が13もある。
この時間帯での失点が一番多くなっており、バルセロナが改善しなければならないポイントだ。リーグ戦では、昨年11月のセルタ戦がそのパターンだ。先に2点をリードしたが、84分と86分に失点を喫して2-2のドローに終わってしまった。
同メディアもこの部分を問題視しているが、気になるのはフリックが徹底する『ハイラインの守備』だろう。今回のアトレティコ戦も4-2とリードを保ったまま終盤を迎えたが、バルセロナは最後までハイラインを維持した守備を貫いていた。
結果的にアトレティコに何度か裏を突かれることになり、リードを守るうえで今の戦い方がベストかどうかは意見が分かれるだろう。逃げ切る場合は全体のラインを下げて守備を固める時間帯があってもいいように思えるが、今のところフリックがやり方を変える可能性は低いか。