プリマスの指揮官を解任されたルーニー氏 Photo/Getty Images
プリマスをクビになったルーニー氏
FAカップ5回戦でフラムと戦い、PK戦の末に敗れたマンチェスター・ユナイテッド。これで1つのタイトルと、来季の欧州コンペティションへの出場権を得る可能性が消滅してしまった。
リーグ戦では14位と絶望的な順位にいるため、来季の欧州カップ戦に出るためにはELを制覇するしかなくなったユナイテッドは、より厳しい立場に立たされた。ユナイテッドOBのウェイン・ルーニー氏は試合後の『ITV』のインタビューで「彼らがプレミアリーグ優勝を目指していると言うのは少々甘い。なぜなら彼らの現在の状況からすると、優勝には程遠いからだ」と語った。
この発言はアモリム監督の耳にも入ったようで、指揮官はこの発言に対し会見で反撃している。
「私は甘い人間ではない。我々が困難な時期にあることはわかっている。ここに来る前からそれを知っていたし、今もわかっている。それが私が40歳でマンチェスター・ユナイテッドの監督をしている理由かもしれない。解説者になるのは本当に簡単だ。私はポルトガルで一時期、解説者をしていたが、それが簡単だということは誰もが知っている」
アモリムは改めて「このクラブで再びリーグ優勝することが目標だ」と語った。
ルーニー氏は今季チャンピオンシップ(2部相当)のプリマス・アーガイルで監督を務めたが、チームは最下位に低迷しシーズン途中でクビとなっている。その後解説者としての職を得たが、アモリムにとって2部のクラブも満足に導けない者に「甘い」などと言われるのは心外だったに違いない。