去就が注目されるエンドリッキ(右)とギュレル(左) photo/Getty Images
熾烈なレギュラー争いで劣勢
レアル・マドリードのアルダ・ギュレルとエンドリッキが世界屈指のタレントであることに疑いの余地はないが、どんなダイヤの原石も磨かなければ輝かない。
今の彼らはキリアン・ムバッペやヴィニシウス・ジュニオール、ジュード・ベリンガムらとのレギュラー争いでは劣勢に立たされ、十分な出場機会を得られていない。
そのため、レアルの首脳陣はギュレルとエンドリッキを期限付き移籍で他のクラブに貸し出して試合経験を積ませる方針を固め、ドイツ紙『Sport Bild』によればライプツィヒが両選手の受け入れに興味を示しているという。
かつてドミニク・ショボスライ(現リヴァプール)、ヨシュコ・グヴァルディオル(現マンチェスター・シティ)、ダニ・オルモ(現バルセロナ)らがしていたライプツィヒは若手選手にとってビッグクラブへの登竜門とも言えるクラブ。今もベンヤミン・シェシュコやシャビ・シモンズといった若手の有望株が在籍しているが、両選手はともに今年夏にビッグクラブへのステップアップが有力視されていて、ライプツィヒとしては彼らに代わってギュレルとエンドリッキを攻撃の軸に据えることを検討していると同紙は伝えている。
2012年にダニ・カルバハル(当時20歳)がレヴァークーゼンに、さらに2018年にも当時19歳だったアクラフ・ハキミ(現パリ・サンジェルマン)がボルシア・ドルトムントにそれぞれ期限付き移籍で行くなど、ブンデスリーガのクラブがレアルの若手選手の受け入れ先になったことは過去にもある。そのため、ギュレルやエンドリッキの行き先がドイツになる可能性も十分にありそうだ。