イングランド代表デビューも果たしているゴメス photo/Getty Images
プレミア14位に沈むマンUへの移籍はリスクあり
以前ならば、マンチェスター・ユナイテッドは多くのサッカー選手にとって夢の行き先だっただろう。世界を代表する名門クラブの1つであり、マンUの赤いシャツに袖を通すのは特別なことだ。
しかし、そうしたブランド力のようなものは消えつつあるのかもしれない。アレックス・ファーガソン氏の退任以降は混乱状態が続いており、その中でも現在はかなり厳しい状態にある。今季途中にルベン・アモリムを指揮官に迎えても状態は上がらず、現在プレミアリーグでは14位に沈んでいる。
そんな中、『Football Transfers』が注目したのがフランスのリールでプレイする24歳のMFアンヘル・ゴメスだ。同選手はマンUのアカデミーに在籍していた経験があるが、トップチームには定着できぬまま2020年にリールと契約している。
ゴメスはそこからの4年でしっかりと実績を積み、昨年にはイングランド代表デビューも果たした。今夏にはリールとの契約が満了を迎えるため、マンUをはじめウェストハムやトッテナムなどプレミアリーグの複数クラブがゴメスに注目しているのだ。
ゴメスにとって古巣マンUは有力な選択肢になるかもしれないが、同メディアはマンUへの復帰はやめておくべきと忠告している。24歳とキャリアのピークを迎えつつある中で、マンUへの移籍はプラスにならないとの考えなのだ。
「オールド・トラッフォードへの復帰はゴメスにとってロマンチックに映るかもしれないが、その考えは脇に置いておくべきだろう。実際、ゴメスはマンUが抱えている問題を解決へ導くタイプの選手ではない。彼の強みはチャンスメイクにあるが、それを決める質の高いストライカーがいなければ意味がない」
同メディアはマンUよりもグレアム・ポッターを指揮官に迎えたウェストハムの方をオススメしていて、14位に沈む現在のマンUをオススメするのは難しいか。