久しぶりにセレソンでプレイするネイマールが見られそうだが…… photo/Getty Images
サントスに復帰して数試合をこなしたばかり
今月20日に2026ワールドカップ南米予選でコロンビア、25日にはアルゼンチンとのライバル対決に挑むブラジル代表は、サントスに復帰したばかりのFWネイマールを招集した。
ネイマールにとっては1年半ぶりの代表復帰であり、ブラジルのみならず世界のサッカーファンの中にも復帰を喜んでいる人は多いはずだ。
ただ、ネガティブな意見があるのも事実。サウジアラビアのアル・ヒラルに加入して以降のネイマールは怪我による長期離脱が続いており、復帰したサントスでも数試合をこなしただけだ。さすがに代表召集が早すぎるのではとの意見もある。加えて今月対戦するコロンビア、アルゼンチンは現在の南米で1、2を争うほどの完成度を誇っており、復帰したばかりのネイマールにとっては相手のレベルが高すぎるかもしれない。
『UOL』では、ブラジルのミルトン・ネヴィス記者が反対意見を述べている。ネイマールの早すぎる復帰は代表監督ドリヴァウ・ジュニオールにとって最大のミスとまで指摘しているのだ。
「ドリヴァウはコロンビア戦、アルゼンチン戦へネイマールを招集したが、彼は周囲のプレッシャーに屈してネイマールを招集したのだろう。個人的にこれはドリヴァウが代表監督となってから最大のミスだ。ネイマールの代表復帰は2つの問題を引き起こす。まず第一に、まだリズムを欠いているネイマールが南米の二大ライバル相手に大きな貢献をすることはないだろう。さらにチームメイトもネイマールを活躍させようと動いてしまい、最も重要な目標である『試合に勝つこと』を見失いかねない」
賛否両論あるといったところだが、ネイマールはそうした声を黙らせることが出来るのか。全てはピッチで答えを出すしかないが、コロンビアとアルゼンチンは昨年のコパ・アメリカ2024でファイナルを戦っているチームだ。
完成度は極めて高く、ブラジルにとって難しいゲームとなることは間違いない。
ドリヴァウはネイマールに賭けているのかもしれないが、ネイマールはこの大一番で期待に応えられるか。
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