PK戦に勝利したレアルの選手達 photo/Getty Images
両雄譲らず
12日(現地時間)、レアル・マドリードはUEFAチャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメント1回戦2ndレグでアトレティコ・マドリードと対戦して0-1で敗れて2戦合計1-1となり、PK戦の末4-2で準々決勝進出を決めた。
1stレグを1-2で落としていたアトレティコだったが、キックオフ直後にマドリード陣内へ中央から侵入。
先制されたレアルは、その後ボール保持の時間を増やしてアトレティコを自陣に押し込むもアトレティコの堅守を崩すことができず、前半はアトレティコの1点リードで折り返す。
後半に入ってもレアルがボール支配率で上回り、アトレティコが構えた守備からカウンターを狙うという構図が続く。そうした展開の中で68分に大きな山場を迎える。
レアルのキリアン・ムバッペがペナルティエリア内でアトレティコのクレマン・ラングレに倒されレアルにペナルティキックの判定。しかし、キッカーのヴィニシウス・ジュニオールが蹴ったボールは枠を大きく外れてしまい、レアルは得点の絶好機を逃してしまう。
試合はこのまま1-0で終了となり、2戦合計1-1のため延長戦に突入。しかし互いに決め手を欠いたまま時間が過ぎて行き、結局30分間の延長戦でも決着はつかず勝敗はPK戦に委ねられることになった。
PK戦ではアトレティコの2人目フリアン・アルバレス、4人目マルコス・ジョレンテが失敗してしまったのに対してレアルは4人目のルーカス・バスケス以外の全員が成功。4-2でレアルがPK戦を制し、準々決勝進出を決めた。