バイエルンのジョアン・パリーニャ photo/Getty Images
昨年夏に4年契約で加入
昨年夏、バイエルン・ミュンヘンはフラムからジョアン・パリーニャを完全移籍で獲得した。その前年にもフラムに獲得を打診したが移籍金で折り合いがつかず逃したポルトガル代表の守備的ミッドフィールダーを2年越しで迎え入れることに成功した。
しかしあれから約半年が経過した今、パリーニャはバイエルンで苦境に陥っている。ヨシュア・キミッヒ、アレクサンダー・パブロビッチ、レオン・ゴレツカらが揃うバイエルンの中盤のレギュラー争いは熾烈であり、さらに昨年11月にポルトガル代表での活動中に右足内転筋を負傷して約2カ月間の戦線離脱を強いられた影響によって今シーズンここまで公式戦での先発出場は8試合にとどまっている。
こうした中、ドイツ紙『Sport Bild』によればマックス・エバール取締役をはじめとするバイエルン首脳陣はパリーニャを放出候補の一人に加えることを検討しているという。
キミッヒとの契約延長が成立間近であること、ゴレツカが今年夏の移籍を拒否して現行契約が満了となる2026年6月末までクラブに残る意思表示をしていることから、バイエルンはミッドフィールダーの人員整理を迫られていることでパリーニャの売却が選択肢として浮上してきているようだ。
パリーニャ獲得の際にバイエルンは移籍金5100万ユーロ(約89億円)をフラムに支払っているため、この金額と同等のオファーがあれば一気に移籍話が加速する可能性はありそうだ。