マンチェスター・シティのリコ・ルイス photo/Getty Images
ウォーカー不在の中、奮起している
今季はカイル・ウォーカーの不調やその後の退団もあり、右SBとして出場機会を得ているリコ・ルイス。これまでも出番は与えられていたが、今季は先発することが多く、プレミアリーグでのプレイタイムは1703分とすでに昨季の倍ピッチに立っている。
20歳のルイスにとって今季は経験値を積める貴重なシーズンとなっているが、出番が増えたことで、批判も増えてきた。
ルイスはサッカーIQの高い選手だが、一方でフィジカルが必要な場面では劣勢になることが多い。しかも、今季はリコをカバーしてくれる他の守備陣に怪我人が続出しており、例年よりも守備で狙われる場面が増えている。
『Manchester Evening News』では指揮官であるペップ・グアルディオラ監督がそんなルイスのここまでについて言及。彼への信頼は揺るがないとユース出身の若手にエールを送った。
「プレシーズン以来、彼は怪我もなく常に出場できる準備を整えていた。体調を整え、24時間準備を怠らない選手たちを尊敬している」
「ルイスはその準備をプレシーズンから継続してやってきた。そして多くの時間プレイし、その価値はあったと思う。元キャプテン(カイル・ウォーカー)がいない今、彼はより多くの時間ピッチに立ち、我々に素晴らしいを与えてくれる」
「彼はとても若い。それを皆が忘れている。そして彼がU21の代表に所属しているのは大きな成功だ。選手一人一人の未来が彼らにかかっている」
「彼はいつも自信を満ちている。
「もちろん、彼は成長しなければならない。なぜなら、私たちは彼の年齢に応じて多くの要求をするからです。それはより良くなる時間を与えてくれる。これは素晴らしい経験だと思う」
「フィル(・フォーデン)が来たように、彼もユースから上がってきた。そしてプレミアリーグ、チャンピオンズリーグを経験している。彼は今まで見たことのないような現実を生きている」
「悪いシーズンや悪い瞬間を経験し、彼がそれを認識することが将来的に役に立つと確信している。問題はそれにどう反応するかだ」
ペップ監督はルイスに不満を持っておらず、チーム全体で不調に陥っている今季も今後に向けた経験になると語っている。実際にルイスはまだ20歳の若い選手であり、主戦力としてシーズンを戦うのは今季が初めてだ。ペップ監督のチームのSBは他のクラブの同じポジションと比べ、タスクが複雑であり、彼が今後どのようなプレイヤーに成長するのか注目したい。