バイエルンのジョアン・パリーニャ photo/Getty Images
昨年夏に4年契約で加入
昨年夏にフラムから完全移籍でバイエルン・ミュンヘンに加入したジョアン・パリーニャ。このポルトガル人プレイヤーに対してバイエルンは5100万ユーロ(約89億円)もの移籍金を投じて迎え入れた。
しかし、今季から指揮を執るヴァンサン・コンパニ監督のもとでパリーニャが期待通りの活躍を見せているのは言えない。怪我や体調不良での離脱が多く、ここまでブンデスリーガでの先発出場はわずか5試合。ヨシュア・キミッヒらアレクサンダー・パブロビッチら実力者が揃う中盤のレギュラー争いでは劣勢に立たされている。
これに加えて、バイエルンの首脳陣が今年夏に余剰人員の削減を計画していることから、『Bild』など複数のドイツメディアではパリーニャの名前が放出候補として挙がっている。
しかし、パリーニャ本人の中で移籍という選択肢はないようだ。ドイツ紙『Sport Bild』の取材に応じた同選手は、自身の去就について以下のように語っている。
「退団に関する噂について僕は興味がない。どうしてクラブが僕のために多くのお金を使ったのかを示すために全力を尽くすつもりだ。出て行くことは考えていない」
「僕らのチームには多くの例がある。昨シーズンも多くの人々が何人かの選手のことを批判していた。レオン・ゴレツカ、ダヨ・ウパメカーノ、アルフォンソ・デイヴィスだ。彼らの置かれていた状況は今の僕のと同じ。
ブンデスリーガが残り8試合、UEFAチャンピオンズリーグも準々決勝が始まるなど今シーズンも大詰めを迎えつつある中、パリーニャはアピールの機会を虎視眈々と狙っているようだ。