今季は厳しい戦いを強いられているスパーズとソン・フンミン Photo/Getty Images
トッテナムでは苦しんでいる
現在プレミアリーグでは14位と、今季はボトムハーフに沈むトッテナム・ホットスパー。昨季序盤はアンジェ・ポステコグルー監督の超攻撃的なサッカーが猛威を振るったが、怪我人の多さもあって今季のチームはどうにも安定しない。
エース格のFWソン・フンミンも、やや苦しいシーズンを過ごしている。リーグ戦7ゴール9アシストは決して悪い成績ではないが、いつものソンであればシーズン終盤に二桁は堅いところ。昨季は17ゴール10アシストを記録していたことを考えると、寂しい数字だ。
そんななか、ソンも韓国代表としてW杯アジア最終予選に挑むことになる。サウジアラビア『Asharq Al-Awsat』は、「日本が2026年ワールドカップ出場権を獲得する最初のチームとなる可能性がある一方、ソン・フンミンは韓国を本戦に導くことでトッテナムでの苦境を忘れようとするだろう」と報じた。
韓国代表も勝ち点14でグループBで首位に立っており、本戦出場の可能性は高い。しかし2位のイラク代表が勝ち点11、3位ヨルダン代表が勝ち点9と続いており、日本代表ほど楽観的な状況ではない。出場権を得るには、今回対戦するオマーン代表、ヨルダン代表に連勝する必要がある。
見事W杯出場を決めることができれば、浮かないシーズンを送るソンの調子も上がってくるのだろうか。苦境にいる韓国代表のエースがどのようにチームを導くか、韓国代表の戦いにも注目したい。