本来の姿を取り戻したいフォーデン photo/Getty Images
代表でも存在感を示せず
トーマス・トゥヘル新体制となったイングランド代表のメンバーに選ばれたマンチェスター・シティのフィル・フォーデンだが、初陣となったアルバニア戦では存在感を発揮することができず、指揮官には「より大きな影響を力を期待していた」と物足りなさを指摘されてしまった。
この物足りなさは所属のシティでも見られており、プレミアリーグMVPに選ばれた昨季の躍動感は失われている。
それでもリーグ戦では7ゴールとまずまずの数字を残していることが彼の地力の強さを表しているといえるが、復調はいつになるのだろうか。
『Manchester Evening News』は今季のフォーデンのパフォーマンスを分析し、より多くの休息が必要だと指摘している。
フォーデンは昨季終了後に燃え尽き症候群になったと語っており、まだその影響を受けているように感じられる。
そのためサッカーから離れて休むことが必要だが、今季はスカッドに怪我人が続出し休む暇がなく、6月に行われるクラブW杯が象徴する過密日程もまたフォーデンの休む機会を奪っている。
シティの中盤は高齢化が進んでおり、ケビン・デ・ブライネ、イルカイ・ギュンドアン、ベルナルド・シウバらに移籍の可能性がある。24歳のフォーデンは今後彼らに代わってチームを牽引することを求められるが、このまま燃え尽き症候群から抜け出せなければ、オマル・マルムシュのような新戦力にポジションを奪われてしまうだろう。