サカの復帰はアーセナルに何をもたらす? “今季最大の武器”が...の画像はこちら >>

いよいよフルトレーニングに復帰してきたサカ Photo/Getty Images

セットプレイの精度にも影響大きく

いよいよフルトレーニングに復帰したアーセナルFWブカヨ・サカ。ミケル・アルテタ監督はプレミアリーグの次節フラム戦で試運転する計画のようで、うまくいけば4月8日のCLラウンド8、レアル・マドリード戦にエースが戻ってくる。



コンディション次第とはいえ、サカの復帰は多くのものをもたらすはずだ。ひとつはMFマルティン・ウーデゴーとの連携。サカとウーデゴーが揃ったときは阿吽の呼吸で右サイドを崩すシーンがたびたび見られる。今季ウーデゴーのパフォーマンスが批判を浴びがちなのも、サカの不在が大きかったと考えられる。

そしてもう1つ、セットプレイの精度にも大きく影響を与えると考えられる。アーセナル専門サイト『PAIN IN THE ARSENAL』はサカ不在時のセットプレイ精度に言及しているが、サカが負傷した12月のクリスタル・パレス戦以降、アーセナルはプレミアリーグ12試合でコーナーキックから3ゴールしか決めていない。

それ以前の17試合では8ゴールを挙げており、今季のアーセナルはセットプレイが最大の武器だともいわれていた。しかし、サカの離脱以降はその武器も鋭さを失ってしまっていた。8ゴールのうち5ゴールがサカのキックによるものであり、サカのキック精度があってこそのコーナーキックだったわけだ。

レアル戦では劣勢も予想されるが、だからこそセットプレイは勝敗を決める鍵になりうる。イーサン・ヌワネリもサカ不在の間によく穴を埋めていたが、エース復帰がチームにもたらすものは予想以上に大きいようだ。


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