初陣を白星で飾ったユヴェントスのイゴール・トゥドール新監督 photo/Getty Images
ジェノアに1−0で勝利
新たにユヴェントスの監督に就任したイゴール・トゥドール新監督が、現地時間29日に行われたセリエA第30節のジェノア戦を振り返った。
ユヴェントスは今シーズンから指揮を執ったチアゴ・モッタの下で成績が低迷し、第28節のアタランタ、第29節のフィオレンティーナに惨敗して5位に後退。
そんな中行われたジェノアとの試合。立ち上がりからオープンな展開が続く中、25分にタッチラインを割ったボールをトゥドール監督が素早く回収しMFトゥン・コープマイネルスに渡す。このクイックスローに反応したFWドゥシャン・ヴラホビッチが右サイドで潰れながらボールをピッチに残すとFWケナン・ユルディズがこれを拾って一気に前進。相手DFをドリブルでかわしながらエリア内に侵入し、鋭い右足シュートを突き刺して先制点をマークする。その後ユヴェントスはこの1点を守り抜き、リーグ戦3試合ぶりの白星となった。
試合後トゥドール監督は「非常に満足している。ジェノアは好調な強いチームであり、多くの選手を擁して相手を苦しめることができる強いチームだ。私たちのパフォーマンスはベストでは無く、熱意はあったがたった3日のトレーニングではあまり期待が出来なかった。だが今日の選手たちはすべてを出し切った。この結果は当然のものであり、ファンのために、そして我々が示した熱意と注いだ努力の結果に満足している」と、選手たちに賛辞を送った。
現在首位のインテルと勝ち点が9ポイント離れているが、チャンピオンズリーグ圏内である4位ボローニャとは1ポイント差。リーグ優勝は少し厳しいにしても4位以内は十分に可能だろう。新しい監督を迎えたユヴェントスは次節、直近14試合無敗の6位ローマと対戦する。