マンUでプレイしてきたマクトミネイ photo/Getty Images
強みは攻撃面にある
昨夏にマンチェスター・ユナイテッドを離れ、ナポリへ移籍したMFスコット・マクトミネイ。今のところこの判断は大正解で、マクトミネイはスクデット争いに絡むチームの中心人物となっている。
ここまでリーグ戦で6ゴール2アシストの成績を残しており、ナポリではミドルシュートを放つことも多い。マクトミネイが攻撃面でこれほどのインパクトを放っていることに驚く人もいるかもしれない。
しかし、これが本来のマクトミネイの姿なのだ。英『Daily Mail』によると、マクトミネイは古巣マンUでは自身のベストポジションが誤解されていたところがあったと語っている。
「トップチームに上がった際、自分のポジションについては誤解されていた。もちろんコーチ陣の責任というわけではないけど、僕の強みは相手ペナルティエリア内に入り、ゴールを目指す中で相手に問題を起こすことにある。ユナイテッドでは6番の位置やセンターバックで起用されることもあったけど、それは僕の得意とするところではない」
「とはいえ、ユナイテッドでプレイする若手が監督に向かって、『ポグバより高い位置でプレイしたい』などと言うことはできないだろう?そんなことは現実的ではない。自分の立場をわきまえ、求められたことをこなさないといけない。それでもここ数シーズンは相手ボックス内に入ってゴールを絡む機会が増えていたし、昨季は僕にとって最高のシーズンだったと思う」
マクトミネイは193cmとサイズがあり、デュエルにも強い。それだけに、マンUではボランチなど守備面でサイズを活かしたプレイを要求されてきたところがある。
攻撃の創造性という点においてはポール・ポグバやブルーノ・フェルナンデスといった選手が中心となってきただけに、それも仕方のないことだったのかもしれない。その点ナポリ指揮官アントニオ・コンテはシーズンの早い段階からマクトミネイを[4-3-3]のインサイドハーフで起用し、積極的に高い位置へ押し出してきた。