デ・ブライネとウガルテ photo/Getty Images
両者決め手を欠く
プレミアリーグ第31節でマンチェスター・ユナイテッドとマンチェスター・シティが激突した。
シティホームで行われた前回対戦は先制されるも、終盤に2得点を挙げたユナイテッドが2-1の逆転勝利を収めている。
世界屈指の盛り上がりを見せるマンチェスター・ダービーは今節の注目マッチとなるが、ユナイテッドはブルーノ・フェルナンデスとガルナチョが2シャドーに配置され、ワントップにはホイルンド。一方のシティは現在好調なニコ・オライリーが左SBで抜擢され、今シーズン限りでの退団を発表したデ・ブライネも先発。最後のマンチェスター・ダービーを戦う。
開始からわずか30秒でユナイテッドにチャンス。裏に抜け出したガルナチョがルベン・ディアスに倒され、PAのすぐ外でFKを獲得。これをブルーノが直接狙うも、壁に当たってしまい、シティはピンチを逃れる。
徐々にボールを握るシティは9分、フォーデンがカットインからニアへのミドルシュートを放つも、これは枠外に。17分にはデ・ブライネがPA内でボールを受け、左足を振り抜くが、これは力無くGK正面にいってしまう。
19分ユナイテッドに大チャンス。右サイドのダロトから絶妙なクロスが上がると、走り込んできたガルナチョがヘディング。しかしこれはうまく当たらず、決定機をものにできない。長短のパスを混ぜながらユナイテッドはチャンスを作る。
28分中盤でコバチッチからボールを奪うと、ショートカウンターからチャンスを作ったユナイテッドだが、ウガルテのシュートはミートせず。序盤はユナイテッドが多くのチャンスを作る。
38分今度はシティにチャンス。マテウス・ヌネスのドリブル突破からパスを受け取ったギュンドアンがミドルシュート。しかしこれは惜しくも枠を捉えられない。シティはボールを保持するもなかなか深い位置まで入っていけない時間が続く。
前半はこのままスコアレスで終了。シティがボールを保持するが、ショートカウンターからの強さを見せるユナイテッド優勢で折り返す。
両チーム交代なしで迎えた後半、早速シティにチャンス。47分後方から繋ぎ、マルムシュのドリブルがPA内に侵入したフォーデンの足元にこぼれるも、これはマズラウィのナイスディフェンスに阻まれる。
56分両者動く。シティはフォーデンに代えてドクを投入し、攻撃のテコ入れを行う。
64分ゴール正面でFKを獲得したシティはマルムシュが直接狙うも、コースが甘くオナナがセーブ。後半もシティがボールを握り、ユナイテッドはカウンターを狙う構図は変わらず。
こう着状態が続くなか、68分シティにチャンス。CKのこぼれ球をマルムシュがダイレクトでシュート。強烈なシュートであったが、オナナが再び好セーブを見せ、ユナイテッドのピンチを救う。
後半シュートまでの形が作れないユナイテッドだったが、70分にチャンス。ダロトのクロスのこぼれ球をウガルテがダイレクトで強烈なシュートを放つが、枠を捉えきれず。
72分ユナイテッドは2枚替えを行い、マウントとザークツィーを投入する。一方のシティも73分に2枚替え。グリーリッシュとリコ・ルイスをピッチに送り込む。
76分ユナイテッドに決定機。
試合終盤ユナイテッドは積極的に前へ仕掛ける一方で、シティは依然として攻撃の形を作れないまま。選手交代をしても突破口を見つけられない。
スコアレスのまま後半ATへ突入する。ホームサポーターの声援を受けるユナイテッドが終盤に猛攻を仕掛けるも1点が遠く。試合はこのままスコアレスドローに終わった。
マンチェスター・ユナイテッド 0-0 マンチェスター・シティ
マンチェスター・ユナイテッド得点者
マンチェスター・シティ得点者