サウサンプトンで苦しいシーズンを過ごした菅原 photo/Getty Images
チームも2部へ降格
すでにプレミアリーグからの降格が決まってしまい、散々なシーズンを過ごしているサウサンプトン。昇格から1シーズンで再びの降格となり、昨季2部で見せていたサッカーはまるで通用しなかった。
昨夏にオランダのAZからサウサンプトンに加入した日本代表DF菅原由勢も難しいシーズンを過ごした1人だ。英『Football365』は『今季のワースト新戦力』をランキング形式で紹介しているが、菅原はそこでワースト6位に入ってしまっている。
「昨季のバーンリーと同様にサウサンプトンもプレミアの戦いへ向けて積極的な補強を行い、キャメロン・アーチャーやアーロン・ラムズデール、菅原などを獲得する野心的な夏を過ごしたが、どの選手もチームに希望を与えられずにいる。菅原の場合は疑問の残る守備やPKをいくつか献上してしまっている。今季菅原より多くのPKを献上しているのはウルブズのGKジョゼ・サのみだ」
同メディアからはこのように指摘されており、今季の菅原は不運なハンドを取られて失点に絡むなど持ち味の攻撃性を発揮することが出来なかった。AZでは攻撃面を評価されてきたが、昇格組のサウサンプトンでそれを活かすのは難しかったか。
菅原は2022-23シーズンにエールディヴィジで3ゴール8アシスト、昨季は4ゴール7アシストと確かな結果を出しており、イングランド2部でプレイするにはもったいない実力者だ。クラブさえ違えば持ち味を発揮できるはずで、来季の奮起に期待がかかる。