「ダイゼンはプレミアリーグでプレイできる」「強豪クラブが注目...の画像はこちら >>

セルティックで今季33得点を記録する前田大然 Photo/Getty Images

来夏のステップアップはあるか

スコティッシュカップ準決勝でセント・ジョンストンを5-0と破り、決勝進出を果たしたセルティック。日本代表FW前田大然は2ゴールを決め、大勝に貢献した。



これで今季公式戦33ゴールとなった前田。前田の活躍でセルティックは3冠達成が目前となっており、前田はスコットランドの各種最優秀選手賞の受賞も確実視されている。そんななか、『Daily Record』は現在の前田の活躍は最初の欧州挑戦であるポルトガルのマリティモでの経験が大きかったと報じ、当時のキャプテンであるモザンビーク代表DFザイナディン・ジュニアのインタビューを紹介した。

「ダイゼンがマリティモに来たとき、多くの才能があることがわかった。彼はすごく速くて、優れたテクニックを持ち、本当に強く、ゴールを決める力もあった。最初は彼にとって大変だっただろうね。ヨーロッパは初めてで、キャプテンとして私が彼をサポートした。でも当時マリティモにいた頃の彼は、今とまったく同じだったよ」

「彼は走るのが大好きだった! トレーニングでは、チームの他の選手たちと比べると走りすぎていたかもね。でも、彼の仕事ぶりはチームメイト全員から慕われていたよ。彼は素晴らしいチームメイトだった。私たちは彼に残ってほしいと思っていた。彼が帰国しなければならなくなったとき、マリティモの選手全員が『マエダ、戻ってきて』と言っていたんだ。
いつか彼がヨーロッパに戻ってきて、活躍すると信じていた」

マリティモでは3ゴールに終わった前田だが、今季は前述のとおり33ゴールを記録するに至っている。ステップアップの噂は絶えないが、ザイナディンは前田がイングランドで活躍できると確信しているようだ。

「チャンピオンズリーグで彼を見たよ。本当に素晴らしいサッカーをしていた。彼のキャリアに少しでも貢献できたことを嬉しく思うよ。彼はプレミアリーグで活躍できると思う。イングランドのクラブが彼に注目するはずだ。それも強豪クラブがね。ダイゼンは、今やセルティックで最高の選手なのだから」

前田はロッカールームでも笑ったり冗談を言ったりするのが好きで、飾らない人柄が本当に好きだったとも明かしたザイナディン。もはやスコットランドのレベルには収まらないスケールの選手となった前田の来夏のステップアップはあるのか。期待が高まる。



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