去就が注目されるアーノルド photo/Getty Images
今夏の去就はどうなる
20日にプレミアリーグ第33節でレスター・シティと対戦したリヴァプール。0-0の状況が続く中、チームを救ったのは71分から出場したDFトレント・アレクサンダー・アーノルドだった。
アーノルドは出場の5分後に決勝ゴールを決め、チームは1-0で勝利。プレミア制覇に近づく非常に価値ある一撃だ。
アーノルドとクラブの契約は今季限りで、今夏にはレアル・マドリードへ向かうとの話もある。英『TalkSport』は今回のゴールを受け、アーノルドが退団する場合はリヴァプールが打撃を受けることになると伝えている。
右サイドバックではコナー・ブラッドリーも実力者であり、アーノルドに代わる右サイドバック1番手になれるかもしれない。しかし、アーノルドとはタイプが異なり、アーノルドほどキックで局面を変えられるサイドバックも珍しい。同メディアもリヴァプールが失うものは大きいと伝えている。
「アーノルドがマドリーへ移籍するならば、リヴァプールが何を失うことになるか明らかになった。彼のゴールはタイミング、パワー、テクニックの全てが揃っていた。アーノルドほど強く、正確にボールを蹴る選手は世界的にもほとんどいない。しかも今回の彼は利き足と逆の左でそれをやったのだ。たとえ今季で別れるとしても、彼の才能や献身性に疑問を抱く者はいないだろう」
アーノルドの去就に関してはサポーターの間でも意見は分かれるかもしれないが、SNSでは今回のゴールを受けて残留してほしいとのコメントも目立つ。
「あんなセレブレーションをしたんだ。もうクラブを去ることは許されないと理解してほしい」
「今回のキングパワー・スタジアムはトレント・アレクサンダー・アーノルド・スタジアムと改名しよう」
アーノルドが退団する場合はリヴァプールも新たなサイドバック補強に動くだろうが、アーノルドと同じ仕事をこなせる選手は見当たらないか。右サイドからの攻撃性という点においては、リヴァプールが失うものは大きそうだ。