シュツットガルトでプレイするウンダフ photo/Getty Images
今季はウォルトメイドのブレイクもあってやや影薄く
2026ワールドカップへ向けてアピールを続けられるだろうか。ここ2か月ほどプチスランプのような状態にあったのは、シュツットガルトでプレイするドイツ代表FWデニス・ウンダフだ。
昨季のウンダフはシュツットガルトの主力として全コンペティション合わせて19ゴールを記録。昨季まではFWセール・ギラシ(現ドルトムント)がおり、ギラシがチーム最多27ゴールを挙げていたが、相棒ウンダフが記録した19ゴールも見事な数字だ。
そのパフォーマンスが評価されてウンダフはドイツ代表にも名を連ねるようになったが、今季はやや苦戦気味だ。19日に行われたブンデスリーガ第30節ウニオン・ベルリン戦では1ゴール1アシストを記録したが、これがリーグ戦では10試合ぶりのゴールだった。ここまでリーグ戦では8ゴールに留まっており、昨季リーグ戦で18ゴールを挙げたことを考えれば物足りない数字と言える。
しかも今季はギラシの後釜として獲得されたFWエルメディン・デミロビッチに加え、ドイツの若き大型FWニック・ウォルトメイドがブレイク。この2人が2トップを組む機会も増え、ウンダフがベンチスタートとなることも珍しくない。23歳のウォルトメイドはまだドイツA代表でプレイしていないが、世代別代表ではエースだ。今季ブンデスリーガでは9ゴールを記録しており、2026ワールドカップへドイツ代表から声がかかっても不思議はない。ウンダフにとっては強烈ライバルと言える。
ドイツ代表では他にもマインツFWヨナタン・ブルカルト、ボルシアMG所属FWティム・クラインディーストも好調で、3月のネーションズリーグにはこの2人も招集されていた。ウンダフもメンバーには入っていたが、3月の代表戦では出番無しで終えている。
独『sky Sport』にて、ウンダフはウニオン・ベルリン戦で10試合ぶりのゴールを決めたことについて「強い良いシュートを打てた。長い間ゴールを決められていなかったからね。ベンチに下げられることもあったし、否定的な意見もたくさんあった」と振り返っている。
2026ワールドカップへポジション争いは激しいが、ウンダフは生き残れるだろうか。