セルティックでプレイする前田 photo/Getty Images
運動量、スピードに加えて得点力もアップ
今冬にレンヌへ移籍するまでセルティックのエースだったFW古橋亨梧、現在もセルティックを支えているFW前田大然とMF旗手怜央。それぞれポジションや強みも異なるため、単純な比較はできない。
ただ、今季後半戦で前田の評価が大きく変わったのは間違いないだろう。現役時代、さらには指揮官としてもセルティックで仕事をしたニール・レノンも、前田の成長ぶりに驚いている1人だ。レノンは前述の3人のうち、前田を日本人3番手と見ていたという。しかし、その考えが変わってきたと明かす。
「今季の前田は素晴らしい活躍を見せている。私が言いたいのは、彼が大きく成長したということだ。フィニッシュの部分だけではない。彼の動きは以前から良かったし、プレスも素晴らしかった。加えて、足下の技術が良くなった。シュートコントロールも向上し、フィニッシュ精度が上がっている。古橋、旗手と比較した時、前田は3番手の選手だろうと思っていた。しかし、今や前田はトップレベルに達しており、ここ数年での成長でクラブの主力となった。
同メディアも3人を単純に比較は出来ないとしているが、前田がセルティックで大成功を収めているのは確かだ。そのインパクトは古橋、旗手にも負けないものがあるはずで、スピードや運動量、守備面の貢献度も含めれば現セルティック最高の選手と言っていいだろう。