ウォルバーハンプトンでプレイするクーニャ photo/Getty Images
ウルブズでのアピールは十分すぎるほどだ
昨季はプレミアリーグで12ゴール7アシスト、今季はここまで14ゴール4アシストと、ウォルバーハンプトンFWマテウス・クーニャは見事な数字を残してきた。
ウルブズでは2022年からプレイしているが、アピールは十分すぎるほどだろう。
クーニャの見事なところは、クラブの状況に関係なくゴールを決めてきたことだろう。ウルブズはプレミア残留を第一目的としており、昨季は14位、今季も現時点で15位と苦しい位置にある。上位を狙える状況にはなく、アタッカーにとってはやりづらい環境とも言える。そこでクーニャは2シーズン合わせて37のゴールに関与してきたのだ。
情報サイト『Transfermarkt』もこの数字に注目しているが、2023-24シーズンの開幕からプレミアでの得点関与数(ゴール&アシスト)がクーニャより多い選手は10名いる。しかしその大半は、昨季TOP10でフィニッシュしているクラブの選手だ。
11位:クーニャ(60戦37ゴール関与)
10位:アンソニー・ゴードン(ニューカッスル/64戦38ゴール関与)
9位:ジャロッド・ボーウェン(ウェストハム/63戦38ゴール関与)
8位:ブライアン・ムベウモ(ブレントフォード/58戦40ゴール関与)
7位:ソン・フンミン(トッテナム/63戦44ゴール関与)
6位:ブカヨ・サカ(アーセナル/55戦45ゴール関与)
5位:アレクサンデル・イサク(ニューカッスル/60戦50ゴール関与)
4位:オリー・ワトキンス(アストン・ヴィラ/70戦56ゴール関与)
3位:コール・パルマー(チェルシー/66戦56ゴール関与)
2位:アーリング・ハーランド(マンチェスター・シティ/59戦57ゴール関与)
1位:モハメド・サラー(リヴァプール/65戦73ゴール関与)
このうち昨季TOP10に入っていないのは、ムベウモの所属するブレントフォード(16位)とクーニャのいるウルブズだけだ。ムベウモのパフォーマンスも見事で、クーニャとともに夏の市場で人気を集めることになるだろう。
クーニャはまだ25歳と若く、ビッグクラブにとって理想的なFWと言える。今夏にビッグクラブ移籍となれば、来季はさらなる数字アップが期待できそうだ。