ミスから失点を招いてしまったサリバ Photo/Getty Images
最終ラインのミスで痛恨の失点
プレミアリーグ第34節、アーセナルとクリスタル・パレスのゲームは2-2のドローで終わった。82分までリードを保っていたアーセナルだったが、バックラインでのパス回しに失敗。
CLレアル・マドリード戦に続いてのミスを犯したサリバだったが、元イングランド代表FWマイケル・オーウェン氏はGKダビド・ラジャが原因を作っていると見ているようだ。同氏はサリバに「同情する」と『Premier League Productions』にて語った。
「ラジャが大胆なアングルでプレイすることは誰もが知っている。しかし角度が閉じられ、サリバがワイドにパスしようとしたとき、あるいは彼が戻ってきた場合に備えて、ラジャは新しい角度を作るために全力で戻るべきだと思う」
「サリバには同情する(ラジャは)いろんな意味でミスばかりしているからだ。もし私がサリバだったら、更衣室でラジャに向かって叫んでいただろう。『わかった、角度をつけてくれ。いいよ、時々手伝ってくれるけど、もし迷うなら、いつでもパスを出せる位置にいてくれ。僕が困ったとき、少なくとも安全に逃げられるから』とね」
失点の場面でラジャのポジショニングを見ると、ゴールマウスを大きく空けて左に開いていた。本当に戻すのが難しかったかどうかは議論がありそうだが、ラジャがビルドアップのパス回しのためにGKらしからぬポジションを取ることが多いのは確かで、それがCBにリスクの高いプレイを強いている面はあるかもしれない。
結果的に失点し、勝利を逃したアーセナル。3位以下のチームがじわじわと迫ってきているだけに、時にはセーフティなプレイを選択する判断も必要だったかもしれない。