サラーの今季通算28点目も生まれた Photo/Getty Images
先制弾喰らうも動じず
プレミアリーグ第34節、リヴァプールとトッテナムの試合が行われた。
この試合に引き分け以上で、5シーズンぶりとなるリーグ優勝が決まるリヴァプール。『You’ll Never Walk Alone』の大合唱のなかキックオフされたゲームは、3分にマクアリスターとの絡みからさっそくエースのサラーがシュートを放つ。
9分にはファン・ダイクが長いパスを左サイドのガクポに一気に通しチャンスになると、そのプレイで得たCKで再びガクポがボレーで狙うなど、圧力を高めていくリヴァプール。しかし大方の予想に反し、先制したのはスパーズだった。12分に得たCKをソランケがヘッドで叩き、ネットを揺らす。
しかし動じないリヴァプール。16分には右サイドからのショボスライのクロスをルイス・ディアスが流し込むが、これはいったんオフサイドの判定に。しかしVARのチェックが入り、ゴールが認められてゲームを振り出しに戻す。
20分にも右サイドの崩しからガクポがネットを揺らすが、今度はオフサイド。しかしリヴァプールはトッテナムのラインの裏を突き続けており、トッテナムはビルドアップの出口を思うように作ることができない。
24分にはグラフェンベルフが高い位置でボールを引っ掛け、そのボールを拾ったマクアリスターの強烈な左足ミドルが炸裂。ホームチームが前半のうちにスコアを逆転させ、アンフィールドは沸き返る。
攻撃の手を緩めないリヴァプールは、34分にもCKからガクポが追加点。アウェイチームを引き離す。前半終了間際にはジョンソンのクロスからテルにチャンスが訪れあわや失点となりかけるも、交錯もいとわないコナテの必死のクリアによりゴールを阻止。前半を3-1で折り返した。
リードをとられたトッテナムはサールとクルセフスキをハーフタイム明けに投入し、巻き返しを狙う。しかしリヴァプールの苛烈なカウンタープレスは後半も勢いを止めず、トッテナムはなかなか前進できない。49分にはマクアリスターとガクポの連携で中央を崩され、あわや4点目かというシーンを作られる。
57分には右サイドを崩しサラーがシュート。その流れでつかんだCKからロバートソンのヒールシュートも飛び出すなど、まったく攻撃の手を緩めないホームチーム。63分にはカウンターの局面からサラーが通算28得点目となる左足シュートを鮮やかに決め、リードをさらに広げる。
トッテナムはリシャルリソンとオドベール、リヴァプールはジョタとジョーンズを投入。すると69分にはA・アーノルドのクロスがウドジェのオウンゴールを誘発し、リヴァプールのリードは4点に。ゴールラッシュでスタジアムがお祭り騒ぎとなるなか、76分には遠藤航もピッチに登場する。遠藤はA・アーノルドと代わり、右サイドバックに入った。
勝利を確信したサポーターたちからピッチに風船が投げ込まれ、主審が一時試合を止めるアクシデントも。すっっかり気の早い祝賀ムードとなったなかで、防戦一方となったトッテナムを自陣に釘付けにし続けるリヴァプール。危なげなく試合をクローズし、5シーズンぶり、通算20回目のリーグ優勝を決めた。
[スコア]
リヴァプール 5-1 トッテナム
[得点者]
リヴァプール
ルイス・ディアス(16)
アレクシス・マクアリスター(24)
コーディ・ガクポ(34)
モハメド・サラー(63)
デスティニー・ウドジェ(69・OG)
トッテナム
ドミニク・ソランケ(12)
リヴァプールが早くも逆転
— U-NEXTフットボール (@UNEXT_football) April 27, 2025
マクアリスターが左足の強烈な一撃
アンフィールドが揺れる
プレミアリーグ 第34節 #リヴァプール v #トッテナム・ホットスパー
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