就任1年目でリヴァプールをプレミア制覇へ導く スロット監督は...の画像はこちら >>

リヴァプールの指揮官スロット photo/Getty Images

「私たち二人は何度もコンタクトを取ってきた」

プレミアリーグ第34節でトッテナムと対戦し、5-1の大勝を飾ったリヴァプール。この勝利により、5シーズンぶり、通算20回目のリーグ優勝を決めた。



昨シーズンでユルゲン・クロップ政権が終わり、今シーズンはアルネ・スロット監督のもと、新たな時代をスタートさせたリヴァプール。昨夏に迎えた新戦力はフェデリコ・キエーザのみ(ギオルギ・ママルダシュビリは来シーズンより合流)ということもあり、スロット・リヴァプールの開幕前の評価はそこまで高くなかった。

しかし、その評価はすぐに覆される。開幕からロケットスタートを飾ったリヴァプールはエースのモハメド・サラーの復活、ライアン・グラフェンベルフの覚醒などもあり、他の追随を許さず独走してリーグ優勝を決めた。

クロップ時代のような攻撃の火力はそのままにゲームをコントロールする落ち着きや勝負強さといったところも兼ね備えていたスロット・リヴァプール。優勝が決まった後、現在の指揮官はクロップへの感謝の言葉を述べている。

「最高の気分だよ。あまり多くは言いたくない。今は、ユルゲン・クロップに感謝の気持ちを伝えたいだけだ。携帯電話を手に取ったら、ユルゲンからのメッセージがあることは99.9%確実だ」

「シーズンを通して、私たち二人は何度もコンタクトを取ってきた。昨シーズン、彼は私を紹介してくれたことで、彼が素晴らしい人間であることを示したと思う。しかし、最も重要なのは、彼が残したチームがトロフィーを勝ち取ることができたことだ」(英『BBC』より)

昨シーズンの最終節の後、クロップは自身のチャントの名前の部分をスロットに代えて後任監督へエールを送ったが、この試合の後にはスロットがクロップのチャントを歌うという素敵な恩返しも見られた。



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